口腔内科
「原因不明」で終わらせない。歯科心身医学の指導医による診療
当院の口腔内科は、一般的な虫歯や歯周病の治療では解決しにくい症状に専門的に対応する外来です。
「口の中がヒリヒリする」「ずっと乾いている」「顎が痛くて口が開けにくい」…
こうした症状は、一般的な「虫歯や歯周病の治療」だけでは解決できないことが多くあります。当院の口腔内科では、お口の渇き、痛み、機能の低下に対し、お一人おひとりの状態に合わせた包括的な治療を行います。
当院の口腔内科で対応する主な症状
舌痛症・口腔内灼熱症候群(BMS)・口腔異常感症
検査をしても異常がないと言われた舌や歯肉の痛み、しびれ、ヒリヒリ感、違和感など
口腔乾燥症(ドライマウス)
口が乾く、ネバネバする、話しにくい、乾いたものが食べにくい
顎関節症・ブラキシズム
顎が鳴る、痛い、口が開かない、無意識の食いしばり
口腔機能低下症(オーラルフレイル)
噛む力が弱い、飲み込みにくい、滑舌が悪くなった
専門性を活かした「多角的な治療アプローチ」
お口のトラブルは、身体的な要因だけでなく、心理的なストレスや生活習慣が複雑に絡み合っています。当院では、以下の手法を組み合わせたオーダーメイドの治療プログラムを提供します。
1.漢方療法・薬物療法
西洋医学的な処置に加え、体質や全身状態に合わせた「漢方薬」の処方を行っています。特に、原因が特定しにくいドライマウス、ストレスが関与する症状に対して、身体の内側からバランスを整えるアプローチは非常に有効です。
2.認知行動療法・心理的アプローチ(TCH指導)
公認心理師としての知見を活かし、無意識のうちに歯を接触させてしまう「TCH(歯列接触癖)」や、食いしばりの原因となる生活習慣を、行動療法的なアプローチで改善していきます。患者さん自身が「癖」に気づき、セルフコントロールできるよう支援します。
3.マウスピース療法(ナイトガード)
歯ぎしりや食いしばりから歯と顎を守るため、個々の口腔内に合わせたマウスピース(ナイトガード)を製作します。これにより、歯の摩耗や破折、顎関節症の悪化を防ぎ、睡眠の質の向上も図ります。
口腔機能低下症への対応
(「食べる・しゃべる力」のセルフチェックと改善)
「最近、食べ物が飲み込みにくい」「滑舌が悪くなった」「口が乾く」といった些細な変化は、お口の機能が低下し始めているサインかもしれません。
「お口の衰え(オーラルフレイル)」を早期発見
50歳以上の方を対象に、7項目の精密検査(噛む力、舌の力、飲み込みの機能など)を行い、数値で客観的に評価します。自覚症状が出る前の小さな変化を見逃しません。
生涯「おいしく食べる」ためのトレーニング
診断後は、あなたに合わせたメニューを作成します。お口の周りの筋肉を鍛える訓練や、飲み込みの指導(機能訓練)を通じて、誤嚥性肺炎の予防や、生涯自分の口で食事を楽しむための力を維持・改善します。
保険診療での継続的な管理
口腔機能低下症は、保険診療の枠組みで定期的な検査と管理が可能です。検査結果をもとに、3〜6ヶ月ごとに状態を確認し、無理なく改善を目指せる体制を整えています。




